腹式呼吸で緊張を緩和させる
あがり症は、緊張や不安によって引き起こされるといわれています。
顔が赤くなったり、汗が出たり、声が震えたりするなど、さまざまな症状があります。ひどくなると、呼吸困難に陥る場合もあります。
あがり症の克服には、腹式呼吸がおすすめです。
緊張や不安を和らげる効果があり、リラックスできるとされています。
実際に、寝ているときやリラックスしているときは、人は腹式呼吸をしているといわれています。
深呼吸のような肩で息をするような胸式呼吸に対し、腹式呼吸はお腹を出したり引っ込めたりすることにより、
横隔膜を上下させて行う呼吸法です。
実際に腹式呼吸の方法をご紹介します。
- 体の中の空気をすべて外に出す気持ちで、ゆっくりと口から息を吐きます。この時、お腹が徐々に引っ込んでいくように意識しましょう。
- 息を吐ききったら、鼻から深く息を吸います。この時、お腹が膨らむように意識しましょう。
- 次に、吸うときの倍くらいの時間をかけて、口からゆっくりと息を吐きます。
腹式呼吸は「吸って吐く」のではなく、「吐いて吸う」イメージで行うことがポイントです。
このように呼吸をすることで、体内から二酸化炭素を排出し、十分な酸素を取り入れることができます。
人はあがってしまうと、呼吸が浅くなる傾向があります。
腹式呼吸により酸素を十分に取り入れることで、あがり症の症状を和らげることができます。
腹式呼吸は、慣れてしまえば簡単にできます。毎日10〜20分の腹式呼吸習慣づければ、
いつもなら緊張してしまうような場面でも、リラックスした状態でいることができます。
自分はあがり症だと感じている方、腹式呼吸を試してみてください。